生成AIパスポート 第1章 AI(人工知能)|要点まとめ
第1章では、試験全体の土台になるAIの基礎を扱います。歴史・分類・学習方式・ニューラルネットワークなど、後の章でも繰り返し出てくる用語が集中する章です。ここがあいまいなままだと第2章以降の理解が難しくなるので、最初にしっかり固めておきたいところです。
この章のポイント
第1章の出題範囲は、次の4つに分けられます。
- AIの歴史と発展段階:ダートマス会議(1956年)から3度のAIブーム、AIの冬、シンギュラリティまで
- AIの分類:特化型AI(ANI)と汎用AI(AGI)、ルールベース→機械学習→深層学習という4段階のレベル
- 機械学習の3つの学習方式:教師あり学習・教師なし学習・強化学習の使い分け
- ディープラーニングの基本:ニューラルネットワークの構造、学習プロセス、過学習と対策、評価指標
単純な用語の暗記だけでなく、「教師なし学習の代表例は?」「過学習を防ぐ手段は?」のように、用語同士の関係を理解しているかを確認する問題が中心です。
重要キーワードと解説
- 第三次AIブーム:2010年代以降、ビッグデータ・GPU・ディープラーニングの3点セットで起きた現在進行中のブーム。第一次は探索・推論、第二次はエキスパートシステムが中心でした
- 教師あり学習/教師なし学習/強化学習:順に「正解ラベル付きデータで学習」「ラベルなしデータからパターン発見」「報酬・罰則で行動を学習」という違いがあります。代表手法(分類・回帰/クラスタリング・次元削減/方策最適化)もあわせて覚えておくと安心です
- ディープラーニング(深層学習):隠れ層を多数積んだニューラルネットワーク。特徴量を自動抽出できる点が、人間が特徴量設計をする従来の機械学習との大きな違いです
- CNN/RNN:CNNは画像の局所特徴を抽出、RNNは系列データを扱う構造。次章で扱うTransformer登場以前の主役モデルです
- 過学習(オーバーフィッティング):訓練データに適合しすぎ、未知データで性能が落ちる現象。正則化(L1/L2)、ドロップアウト、データ拡張、交差検証で対策します
- 訓練/検証/テストデータ:学習・ハイパーパラメータ調整・最終評価の3用途に分けます。テストデータは最後まで触らないのが原則です
- 評価指標:適合率(Precision)、再現率(Recall)、F1スコア。混同行列をベースに、不均衡データではF1を重視します
- ANI/AGI:特化型AI(実用済み)と汎用AI(理論段階)。現在実用化されているAIは基本的にすべてANIです
- シンギュラリティ:AIが人間の知能を超える転換点。レイ・カーツワイルが2045年と予測(2045年問題)
よく出る論点(チェックリスト)
- 第1次・第2次・第3次AIブームのきっかけと中心技術を、それぞれ1行で説明できる
- 教師あり・教師なし・強化学習の違いを、データ形式と代表タスクで区別できる
- 過学習の原因と、4つ以上の対策(正則化・ドロップアウト・データ拡張・交差検証など)を挙げられる
- 適合率・再現率・F1スコアの違いと、それぞれが重視される場面(スパム検知/医療診断)を答えられる
- ANI・AGIの区別と「現状はANIまで」という現在地を理解している
- ニューラルネットワークの3要素(ノード・重み・活性化関数)の役割を説明できる
確認問題で実力チェック
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